奥さんと口論した。
僕が頑張る理由は顧客や社員のため、僕の肩に数千から数万人の生活がかかってる。だから身を粉にしてより良い道を探す。奥さんは公務員だからその肩には数十万の生活がかかってる。さらにその給料の出所は税金だ。だからそういう認識を持てと話した。
ただ奥さんはそう考えていない。あくまでこなした労務の対価が給料だと言う。まあ、うちの奥さんが特殊なわけじゃない。だいたいみんなそれが普通で、奥さんの言葉を借りるなら、僕の発想は教科書通りの綺麗事。でもね、人は必ず何かを摂取して生きてる。食事にせよ、給料にせよ、同じだ。誰かのお金が集まり売上になる。
営業がお金を集め、事務がフォローしている。
言葉を変えるなら営業に事務は食わせてもらい、旦那に主婦は食わせてもらってる。感謝を忘れ、自分の力で金を稼いでるなんて大きな間違いだ。時給いくらのバイトでも、会社があり客があり、その対価の一部を施されている。株にしても損した人間を踏み台に利益はあがる。勝ちも負けもない。人は生かされている。だから感謝しないとならない。
綺麗事、とかいう人ほど、人を踏み台にして生きてそれですら文句を言ってる。本気で俺は俺の力で生きる、と思うなら理解しないといけない。偉そうにしたり、主張するやつほど、分かってない。生かされていること、自ら生きることの違いにね。
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